当社では、データの復旧および復元についてサービス内容としては似た種類であることから一括にしてメニューなどを構成しています。
しかし、実際には「データ復旧」と「データ復元」には違いがあります。
データ復旧
一般的に「データ復旧」と呼ぶものは、ハードディスクやSSDなどに記録されたデータが、システムなどの障害により、論理的・物理的に破壊されたデータを取りだす作業を指します。
つまりハードディスクやSSD、USBメモリ、メモリーカード類などの記憶媒体から何らかの原因によってデータが読み取りできなくなってしまった場合や、記憶媒体自体に故障が発生してしまった際にデータを取り出す作業のことを指します。
データ復元
もうひとつの「データ復元」とは、システムなどに異常の無い状態(通常通り使用できる)で、誤ってデータを消去してしまったり、ハードディスクやSSD、USBメモリ、メモリーカード類などの初期化やフォーマットを行ってしまい、データが消失した状態から消えてしまったデータを取りだす作業のことを指します。
データ復旧とデータ復元の成功率
たいていの場合、データの救出作業における成功率は「データ復旧」の方が高くなっています。
「データ復元」の場合、消去されたデータに上書きなどをしてしまうとデータの救出が不可能となってしまうためデータを消去してしまった痕に上書きがされていない部分のみが救出可能範囲になりますので救出率は低下いたします。
もし、フォーマットや消去などをしてしまった場合には、ただちに使用を停止しご相談いただけましたら、データの救出率も高くなりますのでお早めにご相談ください。
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